「川崎フットボールアディクト」

選手層と戦略で大邱を上回る。ライバルに快勝しGS首位通過/ACL GS第5節 vs大邱【レポート】

ACL GS第4節
7月8日(木)(21:00KICKOFF/Bunyodkor/0人)
大邱 1 – 3 川崎

■さすがの決定力
レアンドロ・ダミアンが自らの存在理由を示した。ストライカーかくあるべし、というべき活躍の試合だった。

まずは35分の先制点。ACL最終節の北京との力関係や、五輪合宿がすでにスタートしていることを考えると、場合によってはこの試合が今回のACLでの最後の試合になる旗手怜央と三笘薫が魅せる。山根視来からの浮き球のタテパスを受けた旗手からゴール前にクロス。大邱の選手が対応を誤ったそのボールを三笘がシュート。ポストを直撃した跳ね返りをダミアンが頭で押し込む。

立ち上がりからフロンターレペースでは進んでいたが、大邱にはエジガルとセシーニャという強烈なストライカーが存在。また開始1分に、ジェジエウとチョン・ソンリョンの連携ミスからCKを与える場面でピンチを招くなど、片時も油断できない試合になっていた。

ピッチコンディションの悪さと、今大会初めてプレーするスタジアムでの試合だということが、試合運びの難しさに拍車をかけていた。だからこそ、この前半35分のダミアンの先制点はチームを楽にさせていた。

結果的にダミアンはハットトリックの活躍でチームを勝利に導くが大邱のロングパスはこのスタジアムには適合しており、また前線で起点となったエジガルのボールキープ力は高く、パワーをかけた攻撃で時折フロンターレの守備を脅かした。

(残り 2196文字/全文: 2804文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ