「川崎フットボールアディクト」

【レポート】一次合宿総括・4−3−3とハイライン(1/2)

■4−3−3

J1、J2を相手に練習試合3試合が予定されている沖縄での二次合宿に向け、今季ここまでのフロンターレの取り組みについてまとめてみたい。

リーグタイトル奪還のための方法論として現在試されているのが4-3-3だ。中盤の並びや攻守の局面での役割については一次合宿でのレポートなどで考察してきたが、特に重要になりそうなのが中盤の3枚。アンカーを置く逆三角形の中盤3選手は上下左右にかなりの運動量が求められることになる。また、この中盤の動きに合わせ、周囲の選手の動きが決められてくる部分も多い。

関係者の一人は「選手とも一緒に作っていく、というスタンスなので。多少問題とかうまく行かないところは出てくるのは承知です」と話す。逆に言うと、4−3−3を絶対的なシステムとして採用することにしたわけではないということ。うまく行かなければいつでも放棄する可能性がある。ただ、その場合でもフロンターレには立ち帰れるシステムがある。慣れ親しんだ4−2−3−1がそうで、4−4−2も使える。ちなみに4−3−3でスタートした練習試合中も、時間帯によっては4−2−3−1にも見える状況も作られており自由自在に行き来できていた。

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