【練習試合】 川崎vs早稲田大学 中村憲剛がハットトリックを達成。45分×3本の試合は5−1で勝利
■アカデミー出身の岡田優希が出場
早稲田大学の選手として出場していた選手の一人に岡田優希が居た。アカデミーでは三好康児、板倉滉と同期で、生粋のストライカーとしてチームを牽引していた選手だ。
早稲田大学の一員としてプレーした試合について岡田は「久しぶりに楽しかったです」と話すと、その理由として「お手本が目の前にいるので」と言う。そのお手本のプレーを試合の中で吸収すべく「だから周りを見て、嘉人さんとか憲剛さんとかどうするのかを見て」プレーしていたと話していた。
もちろんチームでの役割があるため、前線から守備のスイッチを入れるべく、前からのプレスについては意識していたという。
早稲田の1点はその岡田の突破から。対応した谷口彰悟の逆を突き、右足で巻いたシュートまでの流れは見事だった。
「1対1で突破できるようにしなければならない、というのは、大学に来てから学びました。ユースの時みたいな、全部パスを貰ってシュートだけ、という訳ではないので」
この岡田のシュートはポストを叩いたのだが、こぼれを柳沢拓弥が押し込み得点差を1点に縮めるゴールを早稲田にもたらした。来季は2部での戦いが待っているが、「早稲田で結果を出さないといけない。頑張りたいと思います」と口にしていた。
(取材・文・写真/江藤高志)
1 2