【麻生レポート】「2016JリーグMVP」に照れる中村憲剛
2016JリーグMVP受賞翌日、改めて中村憲剛が取材陣の質問に答えてくれた。
MVP受賞から一夜明けての感想については「祝福しかされていないです(笑)。すごいですね」と苦笑いしつつ、自らのMVP受賞記事を読んだりすることで「半分他人事みたいな感じですが、すごいなぁと」という感情が湧いてきたという。
また「もう化け物やん」と書いた長友佑都について聞かれると「化け物ね(笑)。それよりもまず『中村憲剛さん』ってなんで他人行儀なのかなと。そこでまず引っかかりました(笑)」と話していた。ちなみに化け物発言は特に気にしていないとフォローしていた(笑)。
中村憲剛さんJリーグ年間MVPおめでとうございます!
36歳でMVPって凄すぎる。
何食べて、どんなトレーニングしたらそうなれるんだろ。
もう化け物やん。笑
ただ最近MVPはベテランの選手ばかり。
若手にも頑張ってもらいたいね。— Yuto Nagatomo | 長友佑都 (@YutoNagatomo5) 2016年12月20日
長友を始めとして様々な形で祝福されたことを振り返りつつ「いろいろな人からメールとか来ましたが、どれも自分のことのように喜んでくれる人ばかりでした。自分もほっこりできて、これだけ色々な人を喜ばせて、ちょっと幸せな気持ちになってもらえて、自分が貰った賞の大きさを感じました」と話していた。
もちろん、21日の練習場に集まったサポーターからもお祝いの言葉をかけられたと話すが、その中でも「MVPと書いてください、というのが一番イヤでした(笑)」と苦笑い。
というのも「そうなんだけど(MVP受賞者という意味)、恥ずかしいなというか、恥ずかしがることでもないんですが、自分で書くのもね(笑)」という心情だったという。確かに自分のことを良く言うことを恥ずかしがる感情は日本人としてはよく分かるが、これはMVP受賞者としては仕方ない。この日はサインを書いたサポーターの7割ほどの方から「2016JリーグMVPって書いてください」と頼まれたとのこと。「とりあえず2017になるまでは続くかもしれませんね…」と観念していた。
なお、MVP受賞について盟友である伊藤宏樹に聞いたところ「カリブ海クルーズに誘ってくれるのを待ってます」と話していた。副賞の同行者枠を狙うあたり、盟友らしいところだ。
(取材・文・写真/江藤高志)