赤鯱新報

【2/5南風原キャンプレポート】着実な進化を感じさせる沖縄キャンプの実質的スタート。「攻撃に関しても守備に関してもイニシアチブを取ろうとするサッカー、それが表現できている」(フェリペ ガルシア)

「ここまで順調ですよ」と前日に風間八宏監督が語った理由がよくわかる、素晴らしいクオリティの2部練習だった。本格的な沖縄キャンプのスタートとも言えた2日目のトレーニングは、午前、午後を通して着実なチームのベース作りが感じられるものに。時間を短く感じさせるのではなく、長く感じさせるほどの濃密なメニューに、選手たちも全力のプレーと集中力で応えてみせた。

フィジカルトレーニングはフィールドプレーヤーとGK陣とで別々に行われた。フィールド陣は水の入ったバッグを使って様々な部位の強化に取り組んだ。

フィジカルトレーニングはフィールドプレーヤーとGK陣とで別々に行われた。フィールド陣は水の入ったバッグを使って様々な部位の強化に取り組んだ。

午前練習は体力面でのベース作りが見られた。隣接する野球場で行われた約1時間のフィジカルトレーニングでは、体幹を中心としたパワーとステップワークなどの敏捷性や瞬発力に大きな刺激が加えられた。パスをつなぎながら様々な動きをするために必要な身体的要素をこれでもかと鍛えるメニューに選手たちは息も絶え絶え。しかし佐藤寿人や玉田圭司らベテランが率先してこなし、若手も負けじと精力的に取り組む好循環が今のチームには存在する。笑顔でこなすもの、必死の形相で挑むもの、それぞれ表情は様々だったが、成長への意欲がすべての選手から感じられ、1時間はあっという間に過ぎていった。

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