【2016シーズン全選手レビュー】川又堅碁:心も体も苦しんだ1年。しかし点取り屋の実力に疑いの余地はない。
32川又堅碁
1stステージ8試合出場(250分)・3得点
2ndステージ9試合出場(295分)・2得点
ナビスコカップ予選リーグ6試合出場(309分)・1得点
天皇杯1試合出場(33分)
川又堅碁にとっては受難のシーズンだった。肉体的にも、そしてストライカー的にも。それだけに、懸命に奪った公式戦での6得点は、どれも強いインパクトに満ちたものだった。
日本人離れしたしなやかなフィジカルを持つ川又だが、今季は度重なる負傷に悩まされてもいた。昨オフには陸上競技の要素をトレーニングに取り入れ、「身体の使い方、身のこなしを教えてもらった」とさらなる身体能力と身体コントロールを手に入れスケールアップしていたが、開幕直後に左足首を負傷。公式には靭帯損傷で全治10日程度という発表をしたが、実際には「靭帯断裂寸前。骨が折れたかと思う音がした」というほどの重傷で全体合流までには1ヵ月ほどを要した。その後は復調し、リーグの横浜FM戦やナビスコカップの磐田戦、リーグ戦アウェイのG大阪戦などで得点を決めて勢いに乗ったが、2ndステージ開幕の大宮戦で今度は右足のハムストリングスを肉離れ。その間には左肩の負傷も重なっており、ケガが絶えない日々に苦しんだ。
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