【赤鯱短信】小柄なゲームメイカーの生きる道。“見た目以上の運動量”への挑戦。(1647文字)
昨日の練習試合ではハットトリックのグスタボを始め、FW陣の活躍が目立ったが、その攻撃陣を巧みに操るゲームメイカーも上々のプレーを見せていた。3年目の望月嶺臣である。身長167cmは現代型ボランチとしてはやや小柄の部類に入るが、それを補って余りあるセンスが魅力。ピッチを俯瞰しているかのような展開力と、滋賀の名門・野洲高出身らしい技術の高さは名古屋でも光るものを見せている。
だが、やはり体格面でのハンデが埋められずに苦労しているのも確かだ。アジリティーに優れるタイプでもないため、全体的なフィジカルで後れを取ってしまう。西野朗監督は彼をこう評する。
「嶺臣は展開力。突破力はないし、スピードもない選手だから、何かを極めていかないといけない。それはパスであるとか判断力であり、つまりはリリース&ムーブの選手。そういう力をつけてほしい。課題はディフェンス。フィジカルがなかなか強くならないし、オフザボールのタイミングなどで、パワフルな対応ができない分を補わないと」
そのことを伝えると、望月はハッとした表情を見せながら頷いた。
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