山梨フットボール

無料記事 フォトレポート「トレーニングマッチ・J3沼津戦(45×2本、2-2,1-1)は雪中ゲーム」【練習場から】

3月29日(@韮崎G)は久しぶりにメディアにTM(vs沼津、45×2本)が公開された。前日(3月28日)アウェー行われた大宮との完全非公開TM(1-1、45×2本)に出場した選手がJ3沼津とのTMに出場する選手を送り出す。関東地方に降った雪は韮崎のグラウンドにも積もり、雪中ゲームとなった。

甲府先発布陣。ハーフナー・マイクがワントップに入り、2列目は全員ブラジル人という前線。結果的にはこの3人のブラジル人が1点ずつ決めて3得点。人数が足りずに初参加の大学生(山梨学院大)が2~5人ピッチに立ち、コンビネーションなどでミスが出て失点したが容認できる失点。ブラジル人選手が個の力で3得点(ラファエルはPK)を挙げたことが収穫。立ち上がりにミス絡みで2失点も、ジュニオール・バホスが1点目を決め、ドゥドゥが取ったPKをラファエルが決めて前半は2-2。

右SBでプレーした小林岩魚。練習生の大学生が左SBしかできないということで右に回ったと思うが、右で問題なくプレーできるようになったことは進化。アグレッシブにプレーしたが、雪中だけにハードに切り返せば滑って転倒も…。

山本英臣はボランチでプレー。初参加の練習生(大学生)が入ったことで守備面では思わぬミスが出たが、粘り強いプレーを見せた。

甲府の1点目はジュニオール・バホス。雪中だけにコンビネーションは出し難かったが、個の力は見せた。

ハーフタイムには前日の大宮戦に出場した選手がスタッフと一緒に除雪。大宮戦で貴重なゴールを決めた太田修介(上の写真)や得点に絡んだ中山陸も除雪してチームメイトをサポート。

ボランチで90分間プレーした中村亮太朗(中央)。後半は大学生が一番多いときで5名になり、連携面は苦戦も前線を活かすボールを出し続けた。

ハーフナー・マイクは90分近くプレー。現時点では運動量も強さも精度も足りないが、雪の中で90分プレーできたことは右肩上がりと捉えていいはず。シュートは1本で、チームメイトも彼を活かすボールを出せていなかった。ただ、この1本が決定機だったので決めたかった。

キックオフは12時で、雪が積もり始めたのは午前10時くらい。試合中もスタッフは除雪作業に追われた。

後半(1-1)途中の布陣。最大で5名の大学生(山梨学院大)が入ったが、後半になると段々慣れてきて山梨学院大サッカー部のコンビネーションとヴァンフォーレ甲府のコンビネーションがそれぞれ成立する不思議なゲームになった。それを中村亮太朗、小林岩魚、後半最後に入った山田陸が繋いで形にして、宮崎純真に好機が訪れたが、後半のゴールは早い時間にドゥドゥが決めた1点だけだった。

気温が上がり、試合が終わったころにはほとんどの雪が融けた。ケガ人が出やすい条件だったが、ケガ人が出ることなく終えられたことも収穫。

 

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