2024年02月15日 8時01分
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タグ : 23/24 ACL • ACL • pickup • アウェー • ヴァンフォーレ甲府 • ラウンド16 • 井上樹 • 前日練習 • 蔚山 • 虎穴
選手がロッカールームを出て蔚山文殊サッカー競技場のピッチに階段を上がりながら入場してくる通路はまるで虎の穴から出てくるようにも見えるが、多くの蔚山サポーターがスタンドで待ち構えるピッチが虎の穴の内部。”虎穴に入らずんば虎子を得ず”的な試合になるのか、そういう覚悟の采配もあるのかどうかは分からないが、これまでのACLとは次元の違う試合になるのではないか。そういう試合で勝点を持ち帰ることができる新チーム+サポーター・ファンの総合力であることを信じている。
2月14日の18時から行われた公式練習。ピッチに選手が入ることが許される18時の5分くらい前から選手がぞくぞくと虎穴に入ってきた。
その中で印象的だったのが今季加入の井上樹(中央)。誰とも話すことなく、独り噛みしめるように歩いてきた。
ピッチやスタンドを見渡す井上樹(右)。遠征メンバーの23人に選ばれなかった選手は相当に悔しいと思うが、選ばれた井上の喜びも相当だと思う。キャンプでそれだけのことを見せてきたし、明大サッカー部のレベルの高さでもある。
「スタジアムに入ってモチベーションが高まってきた?」と声を掛けると笑顔で「ハイ」と応えてくれた井上樹。スタメンの可能性は大きくはないと思うが、トライ・アンド・エラーで経験を積めば今季中にCBでレギュラーを取る可能性が充分にある選手だと思っている。井上樹のキラキラした目や表情に意欲や希望や可能性を感じて嬉しくなった。
ワールドカップを開催したサッカー専用スタジアム(蔚山文殊サッカー競技場)は凄い。外から見るとそれほど大きくは感じないが、掘り下げてあるのでピッチレベルに立つと大きく、素晴らしいスタジアムだと感じる。