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【サンフレッチェ広島レジーナ 1-5 日テレ・東京ヴェルディベレーザ】勇気のサッカーを手に入れよう

まずは、この文章を再掲したいと思う。今季開幕戦の対鳥栖戦後、SIGMACLUB WEBに書いたレポートだ。


キャンプで見た試合の中で最も内容が乏しかった金沢戦の1本目を思い出す闘いぶりは、寂しかった。

その要因は何か。前にボールがおさまらない。連動しない。ファーストディフェンスが決まらない。チャレンジのパスがない。いろいろとあるだろう。

ただ、総括して言えば、結局は気持ち。弱気は最大の敵である。

今の広島のサッカーが目指すのは「勇敢なサッカー」だ。リスク管理ではなく、リスクをとるサッカーを表現することだ。強気で前に出ることだ。

まず、ボールに向かって守備をする。外されても、外されても、何度も追う。とにかくボールを追い続け、刈り取る。そこで混沌を生み出し、秩序を破壊し、ポジティブな意味での混乱を創造することで、チャンスを生みだせばいい。

そのためにはまず「行く」ということを、自分の心に決めておく必要がある。失敗したらどうしようとか、裏をとられたらどうしようとか、そんなことを考える前に行くんだと、決意と覚悟を持つ。それなくして、このサッカーは指向できない。がむしゃらにチャレンジすれば、その失敗から学べることはたくさんある。チャレンジしないで失敗した場合、それでも学びはあるが、チャレンジ経由の失敗よりは得るものは遙かに少ない。


サンフレッチェ広島レジーナのサッカーにも、同じことは言える。

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