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【広島 2-0 清水】川村、川村、川村拓夢!!!「輝け、俺たちの誇り」

声援が戻ってきたエディオンスタジアム広島の夜空に、真っ白のボールが浮かび上がった。

かつて広島市民球場で見た山本浩二や江藤智のような、テレビで見た田淵幸一や王貞治のような。

ふっと胸をよぎった美しいホームランの数々。だが、このボールを放ったのは、川村拓夢というサッカー選手だ。

入れっ。入れっ。

スタジアムの想いが集中する。日本代表GK権田修一は、既に走るのをやめた。

夜空に芸術的な放物線を描いたボールは、川村が左足を振ってから4.13秒後、ワンバウンドしてゴールネットの上部を揺らし、ゴールの中に弾んだ。

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