「多くのチームが頭を痛めるCB問題を、新潟はいかにクリアするのか」【頼もう!感想戦 feat.北條聡】~第29節vs川崎フロンターレvol.5~
これもまた、卓越した松橋力蔵監督のチームマネジメントの賜物といえるでしょう。レギュラークラスのセンターバックがひしめき、補完して目指すサッカーを可能にする新潟の現状は、実に幸せなことなのです。
■ボールを奪う気、満々
――レギュラークラスのボランチがひしめく新潟という北條さんの話がありましたが、豊富な人材でいえば、センターバック陣もそうですよね。
「そうだね。組み合わせを変えながら戦えている新潟は、J1でもちょっと特徴的だよね。
例えばトーマス・デン選手は、新潟の死角の一つだった背後への守備対応という部分で、1対1を含めて守備力を上げてくれる重要な存在になっている。彼に、新潟の強みである攻撃力、ビルドアップ能力が伴ってくれば、極めて大きな戦力になるのは間違いない」
――フロンターレ戦では千葉和彦選手だけでなく、デン選手も判断よくスーッとボールを持ち上がるシーンがたびたび見られました。
「新潟のビルドアップに対するフロンターレの守り方は、ウイングが絞ってきてセンターバックを捕まえにいくやり方だった。昔のリバプールみたいにね。だけどそれが、この試合では全然はまらなかった。
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