「千葉ちゃんは実力者だからね」【頼もう!感想戦 feat.北條聡】~第29節vs川崎フロンターレvol.4~
対戦が一巡し、講じられた対策に苦しむのではなく、しっかり勝点を積み上げているシーズン後半戦の新潟。伸びしろのある若手だけではなく、ベテランが輝いているところにも、北條聡さんは強い感銘を受けています。
■自信が深まる勝利に
――川崎フロンターレに対し、シーズンダブルを達成した今シーズン。ビッグスワンで対戦し、伊藤涼太郎選手(現シントトロイデン)のゴールによって1-0で勝利した第4節と、今回、等々力陸上競技場で三戸舜介選手のスーパーミドルから鈴木孝司選手が押し込んで追いつき、新井直人選手、太田修介選手のゴールで2度にわたって勝ち越し、勝利した今回とを比べると、チームの成長が実感できますね。
「前半戦の対戦は拮抗していて、新潟からすれば『何とか勝ちました』というところもあったんじゃないかな。あの試合の新潟は、前半の内に涼太郎選手のゴールで先制した後、しっかり守ってカウンターで追加点を狙う戦いを選択した。ポゼッションもフロンターレに譲ってね。
でも今回は、まるで様相が違っていた。逆転した後も、ほぼボールを保持し続けて勝利。シュート数でも圧倒したよね。新潟が強くなっていると実感できた試合だった。しかもアウェイだからね。(松橋)力蔵さんや選手のコメントからも、かなり自信になる試合ができたことが伝わってきた。
対戦が一巡すると、相手にいろいろ研究されて、『新潟のビルドアップはこうでしょ』みたいに対策されて、守備ではめられてもおかしくない。だけど相手の守備をはがし、点を取って勝点をしっかり積み上げていくことが、新潟は後半戦になってもできている。これはもう、この先、来年が楽しみでしかないよね」
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