ニイガタフットボールプレス

「なぜならこれが新潟の良さであり、強みだから」【頼もう!感想戦feat.成岡翔】~明治安田生命J1第20節・ヴィッセル神戸戦vol.3~

成岡翔さんいわく、失点と無得点以外は良かった神戸戦。新潟の反撃に、自分たちのスタイルと特長をしっかり読み取れました。だからこそ、続けていくことが肝心なのです。

■サッカーがしみ込んでいる

――新潟の反撃で特に印象的だったのが44分のシーンです。左サイドでボールを受けた谷口海斗選手が右サイドの松田詠太郎選手に横パスを通し、その折り返しをゴール前に走り込んだ谷口選手が右足ダイレクトで狙いました。

あの神戸の堅いブロックを切り裂くようにズバッとボールを横断させた谷口選手のパス。相手と駆け引きしながらの松田選手の冷静なクロス。しかるべきポイントとタイミングを逃さなかった谷口選手のフィニッシュ。シュートはGK前川薫也選手のファインセーブに阻まれましたが、『いい攻撃だなあ!』と思わずうなってしまいました。

「技術的な話をすると、谷口選手はしっかりミートしすぎましたね。谷口選手から松田選手にパスが通って、神戸のGK前川選手は当然、そちらに対応するためにポジションを取りました。そこから折り返されて、中にポジション修正する途中で谷口選手のシュートが飛んできた。そのシュートが強烈すぎたがゆえに、ちょうど前川選手の手の届く範囲でセーブされた格好でした。むしろシュートが当たり損ねでダフっていたり、勢いが弱かったら、前川選手も対応しきれなかったかもしれません」

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