「僕は、そこはヤンツーさんに鍛えられました」【頼もう!感想戦feat.成岡翔】~明治安田生命J1第20節・ヴィッセル神戸戦vol.4~
現在、サッカースクールで小学生を相手に教えている成岡翔さん。例えば今回の神戸戦で、子どもたちに見て、まねて、身につけてほしいアルビの選手のプレーはあるでしょうか? 新潟の試合を見直しながら成岡さんの感想戦を読めば、サッカーがうまくなる。スペシャルなサッカー教室の始まりです!
■プレーし続けよう
――新潟の試合を見て、成岡さんの感想戦を読んだ子どもたちはサッカーがうまくなる。そのコンセプトで、“成岡スクールコーチ”に新潟の選手たちのプレーをピックアップしていただきたいのですが、まずはプロにも注目してほしいプロ級編からでした。
もう少し難易度を下げて、子どもたちによく見て、まねしてほしいプレーが神戸戦ではありましたか?
「三つ注目しました。最もシンプルなのが、63分に三戸舜介選手が裏に抜けようとして、大﨑玲央選手と飯野七聖選手に挟まれて倒れたんですけど、すぐに起き上がってボールを
拾いにいったんですね。そこでファウルの笛が鳴った。そんなシーンです。
当たり前といえばそうなんですが、一つのプレーで終わらず、しっかり続ける。転んだままファウルをアピールするんじゃなくて、すぐに次に移る。それは子どもたちもすぐにできることだと思うんです」
――止まらないで、プレーし続ける。
「子どもは成長の途中ですから、身体的なこともあります。体のバランスがまだ整っていないし、パワーもないから、競り合って倒れてしまうのは仕方がないとして、大事なのはそこですぐに立ち上がって、次のプレーに移れるかどうか。全力で守備に戻ったり、ボールを奪い返しに行くといったように。
強度を上げるというのは、結局はそういうことの積み重ねだと思うんですね。意識のところから変えていくことが肝心で。63分に三戸選手がプレーで示したように、あきらめない心を持つということです」
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