ニイガタフットボールプレス

【笑門来福2023feat.北條聡】~vol.4~「とても大事な役回り」

厳選し、ピンポイントの補強で6年ぶりのJ1に挑むアルビ。北條聡さんは、昨季、J2で培った2チーム分の戦力を維持したことは大きいと好感します。

■やってみないと分からない。でも…

――いかに戦力を維持し、強化するか。これも6年ぶりにJ1で戦う新潟にとって、重要なポイントになりますね。

「若ければ若いほど、引き抜かれるリスクは高くなる。新潟でいえば、例えば三戸ちゃん(三戸舜介選手)の代わりはすぐに見つかりますか? ということでさ。

そこはもう織り込み済みだと思うよ、強化部は。というか、そうじゃないとまずい。三戸ちゃんが活躍するかどうかに関わらず、バックアップとなる人材をすでに探し始めなきゃいけないし、いつでも引っ張ってこれる準備をしておかないと。

ただ、そこはお金の問題も絡んでくる。おととしの新潟は約7億円くらいしか人件費で使えていないんだけれど、J1だと予算規模が少ないチームでも10億円くらいはかけてるからね。果たして、強化部がどのくらいお金を使えるのか。どう使うのか。そのあたりも、非常に大きなポイントになってくる。

今後、上位に行くほど配分金が高くなったり、J1はさらに弱肉強食の傾向が強まっていくことになる。新潟は、何としてもここにしがみついていかなきゃいけない。今年は降格するのが1チームということで、J2から上がってきた新潟、横浜FCにとって大チャンスでもあるし。こういう表現が適切か分からないけれど、どんな手段を使ってでも絶対J1に残ることが求められるんだよ、今シーズンは。

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