ニイガタフットボールプレス

【頼もう!感想戦 feat.平澤大輔】~明治安田生命J2リーグ第9節vs栃木SC vol.3~「どんどん厚みが増している」

奪った2ゴールには、チームの「今」が凝縮されている! 今季2度目の連勝を果たした第9節・栃木戦は、松橋力蔵監督に率いられる2022年のチームが、着々と完成度を高めているのを実感できるゲームとなりました。元サッカーマガジン編集長の平澤大輔さんと充実の90分を語り尽くします!

■交代メンバーにも要注目!

――続いて平澤さんが挙げる栃木戦の「さ~て、来週のサザエさんは?」的小見出しは、【スーパーサブMITOSHION】です。

「(本間)至恩選手が55分、三戸(舜介)選手が67分に途中出場しましたが、あの時間帯にドリブラーが2人も出てくるんですからね。栃木も『反則だよ~』と思ったでしょう。

しかも今の新潟の選手層からすれば、逆のパターンもあるじゃないですか。至恩選手や三戸選手が先発して、後から松田(詠太郎)選手やイッペイ(シノヅカ)選手が出てくる、という。個性の違うアタッカーがどんどん出てくる今の新潟は、相手からすれば絶対に嫌なはずです」

――そのあたり、松橋力蔵監督の起用法がすばらしいですよね。先発を固定したり、規則的な交代策を取るわけではないから、戦力がダブついていない。

「しっかりチームを回していますよね。4-1-2-3から4-2-3-1という変化がありつつ、例えばトップはゴールの量産態勢に入りつつある(谷口)海斗選手がいて、熊本戦(第8節○2-1)では鈴木孝司選手が劇的な決勝ゴールを挙げました。栃木戦では(アレクサンドレ)ゲデス選手もデビューを果たすなど、ここに来て一気に充実してきました。

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