ニイガタフットボールプレス

【頼もう!感想戦 feat.平澤大輔】~明治安田生命J2リーグ第9節vs栃木SC vol.4~「躍動するボランチ」

奪った2ゴールには、チームの「今」が凝縮されている! 今季2度目の連勝を果たした第9節・栃木戦は、松橋力蔵監督に率いられる2022年のチームが、着々と完成度を高めているのを実感できるゲームとなりました。元サッカーマガジン編集長の平澤大輔さんと充実の90分を語り尽くします!

■圧巻の2人、見逃せない栃木の変容

――続いて、【いでよ第3の男】。これは、どういうものですか?

「確かにチームの選手層は確実に厚くなっていると感じるのですが、ボランチについては少し状況が違うかな、と。もはや、ヤン(高宇洋)選手についても、ユズ(島田譲)選手についても、当たり前過ぎてあまり言及しなくなっていますが(笑)、改めて、この2人のすごさを栃木戦では痛感しました。

ヤン選手は強く当たるだけではなくてさりげなくボールを回収しまくって、普通なことのように見えますが、あれだけ危険なところでセカンドボールを拾ってくれたら、どれだけチームは助かるか。ユズ選手も、実際、取材に行ったフクアリ(第6節●0-1千葉)で目の当たりにして感心しましたが、パスをさばく姿に風格すら漂い始めています。まるでイタリアのピルロですよ。ちょっと例えは古いけど、本当に楽しそうに、すぱすぱパスを出していました」

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