「川崎フットボールアディクト」

長距離移動3連戦スタート/J1 第25節 vs広島【プレビュー】

24節の柏戦を起点とする10連戦の3連戦目がこの広島戦ということになる。すでに連戦は始まっているが、特にこの広島戦からの3連戦は厳しい。天皇杯清水戦から中2日の試合間隔もさることながら、アウェイの広島に移動して試合。その後中3日で福岡に移動しナイトゲーム。さらに中2日で札幌に移動して14時KOの試合を戦う必要があるため。そんな連戦初戦の広島戦を前に以下の点について展望していく。

ポイント1「90分勝利の価値」
ポイント2「山村和也の判断」
ポイント3「枚数をかけた攻撃」
ポイント4「バイプレーヤーの活躍」

■ポイント1「90分勝利の価値」

アウェイの連戦が続くだけに清水戦を90分で勝ち切れたことの意味は大きかった。この点、鬼木達監督はこんな言葉を残している。

「もう全然違いますし、実際こっちに帰ってきたて、本当に解散したのは1時ぐらいでしたかね。(スタッフなどと)これでPKまで行ってたら2時過かって感じでみんな、言っていたので。そういう意味で言うと、精神的、肉体的な疲労というのは、当然軽減されたのかなって思いはありますけども。まあただそれでもね、かなりきついゲームだったのは間違いないです」

更に言うと、長野戦、千葉戦と2試合連続でPK戦を戦った経験を上手く繋げられたのだと話す。

「1戦目(長野戦)、2戦目(千葉戦)とああいう形でPKで勝ちましたけど、そこに持って行きたくないって思いも自分の中で、前回よりも強かったので。先が詰まっているところも考えれば、できれば90分間でという思いもあったので。そこはしっかりと結果を残せたのは良かったかなと思います」

連戦ではあるが、その中でもコンディションのことを考えると、清水戦の90分での勝利の意味は大きかった。

■ポイント2「山村和也の判断」

その清水戦で目立っていたのが、山村和也が最終ラインから繰り出す精度の高いロングフィードだった。清水の守備ブロックが堅牢だっただけに効果的な武器になっていたが、あのフィードについて山村はこんな言葉を口にしている。

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