「川崎フットボールアディクト」

公式戦40試合ぶりの無得点でスコアレスドロー。退場者を出した柏を崩しきれず/J1 第24節 vs柏【レポート】

J1 第24節
8月14日(土)(19:03KICKOFF/三協F柏/3,931人)
柏 0 – 0 川崎

■前後半の戦い
あまり見ないようなパスミスが頻発した前半は、自滅気味の試合になってしまった。簡単に柏にボールを渡したことで守備に追われてしまった。パスワークのテンポが上がらず、攻撃は停滞したように見えた。

前半と比べると、後半はボックス内に入り込む攻撃が増えたが、この件について試合後に鬼木達監督に質問し明快な回答をもらえた。

「前半は少し相手の守備の形を受けてしまったなという印象がありますね」と説明を始めた鬼木監督は「相手は前に取りに来たいチーム。そこからカウンター」というスタイルを取る柏に対し「相手の前で前でプレーして」しまっていたのだと分析。それを改善するために「もう少し間間(あいだあいだ)で食いつかせる勇気だとか。そういうものが必要で、それがあって背後とか、そういうものも行ける」のだと指摘して「そういう距離感のところを少し修正できたところはあるのかな」と振り返っている。

相手選手の前なのか間なのかの違いは、相手を動かせるのかどうかの違いということになる。間に入ってボールを受けるためには、パスと動きのタイミングをあわせる必要があり連携の難易度は上がる。ただそうすることで相手を動かすことができ、スペースが生まれる。もちろん相手は速く寄せてくるが、その寄せを上回るだけのパスワークをフロンターレは持っている。

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