「川崎フットボールアディクト」

フロンターレとG大阪でのコロナ陽性判定について【ニュース】

■コロナ陽性
7月15日にJリーグからコロナ陽性に関するリリースが出ました。

ACL2021ウズベキスタンに参加し、帰国した川崎フロンターレのスタッフ2名と、ガンバ大阪の選手2名・スタッフ2名が新型コロナウイルス陽性判定を受けたとのこと。

当該者は既に隔離対応済み。また、両クラブのその他の選手・スタッフは全員陰性の診断を得ているとのこと。さらに保健所によりクラブ内の濃厚接触者はないとの見解が出ているそうです。

この両クラブはウズベキスタンからチャーター便で帰国したため、同機に一般旅客は搭乗しておらず、また空港到着後、宿泊施設までの移動を含む、国内の移動は全て専用車両で行ったとのことです。

今般のACLについては「政府との協議のうえJリーグが定めたガイドラインに基づき、日本への入国後14日間は宿泊場所と練習場・試合会場以外の外出を禁止されています。また入国時の検査に加え、入国後14日間は毎日抗原定性検査、入国後3日目にはPCR検査を実施し、陰性を判定された者がチーム活動に参加することとしています」とのこと。

今回のACLについては、厳格に設けられた基準に従って帰国後の活動が制限されており、濃厚接触者もないとのことで今後、感染が広がる心配はあまりなさそう。もちろん油断は大敵ですが。

なお、今後フロンターレとG大阪は「今後も関係者等の安全確保と健康維持を最優先に、感染拡大防止と注意喚起に取り組む一方、関係機関の方針や行動計画に基づいて迅速に対応してまいります」とのことだそうです。

以下、経過。

【川崎フロンターレ・ガンバ大阪 経過】
・7月9日(金) 出国前PCR検査:全員陰性
・7月11日(日) 川崎フロンターレ・ガンバ大阪が同チャーター便でウズベキスタンより日本へ出発
・7月12日(月) 両クラブが日本へ帰国、空港での検査:全員陰性
・7月13日(火) 入国後抗原定性検査(1日目):全員陰性、チーム活動に参加
・7月14日(水) 入国後抗原定性検査(2日目):
<ガンバ大阪>
スタッフ1名が陽性疑い、医療機関でのPCR検査:陽性診断
クラブ関係者がPCR検査を実施、選手2名・スタッフ1名が陽性診断

<川崎フロンターレ>
ガンバ大阪のスタッフ陽性診断に伴い、クラブ関係者がPCR検査を実施、スタッフ2名が陽性

■Jリーグの公式戦について
7月17日(土)のJ1第18節、清水vs.川崎、第21節福岡vs.G大阪は当該陽性者を除き開催予定。
加えて、(開催)ガイドラインに基づき、川崎およびG大阪は当日朝の抗原定性検査および試合前のオンサイト検査で陰性を得た者のみ。また対戦クラブ(清水と福岡)については、試合の前々日に受検する抗原定性検査で陰性を得た者のみエントリーが可能だそうです。

なお対戦クラブ(清水と福岡)は、経過観察のため、試合終了後、5日目及び14日目に抗原定性検査を行い陰性を確認することになるそうです。

■ウズベキスタンについて
ウズベキスタンでのACLについては、まずフロンターレと同組の大邱から陽性者が出たとのことで第一報が報じられ、さらに15日には北京からも陽性者が出た旨、クラブからの情報が出ていた。

ウズベキスタンについては、新規入国者は一般の方の方も待機期間が必要なく、また街にはマスクなしで歩く人達の方が多いというような話も聞かれていた。そういう意味では、コロナウイルスというもの対する意識が低かったのかもしれない。また大会を運営するためにウズベキスタンを訪れたAFCの関係者も含め、感染リスクが高かったものと思われる。

その一方でタイについては選手、スタッフは食事を各自、部屋で取る必要があった。かなり不自由な生活だと言われていたが、防疫の観点では厳格なルールのタイの方が安全だったということであろう。

(文/江藤高志)

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