「川崎フットボールアディクト」

攻撃的なサッカーの両チームが開幕戦で対戦。勝って勢いを付けたい一戦/J1 第1節 vs横浜FM【プレビュー】

コロナ禍による緊急事態宣言下ではあるが、いよいよ2021年シーズンが始まる。

3年連続で開幕戦を等々力で戦うことができるフロンターレは、横浜FMを迎えての一戦ということになる。2月24日のオンライン記者会見で鬼木達監督が「光栄に思います」口にしていたとおり、全カードに先駆けて金曜日に1試合だけ行われる特別なカードということで注目を集める一戦となる。

ということで、この横浜FMとの開幕戦を前に以下の点について論じてみる。

ポイント1「共通する両監督の言葉」
ポイント2「ゼロックス杯を戦った効果」

■ポイント1「共通する両監督の言葉」

そんな試合は日本を代表する攻撃的なチーム同士の戦いで、かつ昨年と一昨年のリーグチャンピオンの直接対決ということで、激しくもハイレベルな戦いになることが予想される。

昨季の得点ランキング1位のフロンターレと2位の横浜FMの直接対決でもあり、昨季に引き続き今季も1試合3得点を目標に掲げているフロンターレにとって、リーグ開幕戦で3得点して勝利し勢いをつけたいという思いは強いはず。もちろん、昨季の2度の対戦をともに1−3で落とした横浜FMにしてみれば、これ以上負けられない一戦ということにもなる。

横浜FMのアンジェ・ポステコグルー監督はこのフロンターレ戦を前に次のように述べている。

「相手どうこうよりもまずは最初に自分たちのサッカーっていう部分をどう戦うか。そういうところに重点を置いてます」

「相手は関係ない」というスタンスはフロンターレも同じで、鬼木監督は冒頭の会見の中で「とにかく自分達は自分たちのスタイルで戦い抜くと。そこに尽きると思う」と指摘して「見ている人に喜んでもらえるようなゲームをしたいと思います」と述べている。

逆に言うと鬼木監督が作ってきたサッカーは自分たちのスタイルを貫くことが「見ている人に喜んでもらえるようなゲーム」になるということでもある。

そんなフロンターレのサッカーについてポステコグルー監督は次のように言葉を続けている。

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