「川崎フットボールアディクト」

負傷者が続く中、選手層の厚さを示したい。連勝でACLへ/J1 第10節 川崎vs仙台【プレビュー】


■苦しかった神戸戦
勝つには勝ったが、神戸戦は内容としては厳しいものだった。

ミスが頻発しており、フロンターレの生命線とも言えるパスがつながらなかった。数字で振り返ると、神戸の609本に対し、フロンターレはわずかに393本。多ければいいというものではないが、それだけ神戸に持たれていたということでもある。

さらに深刻なのが成功率の低さ。神戸が84.7%の成功率なのに対し、フロンターレは78.4%と80%を割り込んでしまった。今季で言えば、横浜FM戦で記録した77.9%に次ぐ数字でリーグ戦では2試合目のこととなった。

パスミスが続くことでボールを失い、ミスの少ない神戸に持たれて押し込まれる、という図式の試合になったが、その一因として主力メンバーの不在があげられる。前節は中村憲剛、家長昭博といった選手が欠場しており、どうしても難しい試合になってしまった。チームが落ち着けるポイントが作れなかったことが選手個々の距離感の悪さに繋がり、パスミスにつながってしまった。

たとえば欠場した家長の存在の大きさについては馬渡和彰が次のような言葉を残している。

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