今季初勝利を目指す相手は難敵松本。強気で臨みたい/J1 第5節 松本vs川崎【プレビュー】
■乾いた芝
しっかりと芝を濡らすことで、サッカーの質は変わる。パススピードが上がることでテンポは上がり繊細なプレーの連続の中でスピード感が出てくる。そうしたサッカーの完成度をどこまで高められるのかに挑戦してきたフロンターレにとって、芝は当然の如く濡れていてほしいものだ。
そのフロンターレが、芝に水を撒かずに練習を行った。29日のこと。おそらく水を撒かないで試合に臨むであろう松本戦を見据えた準備だった。相手がどう出てこようと自分たちのやるべきことをやれば、という発想で試合に臨んできたフロンターレだが、とは言え、試合を左右する最大の要素の一つである芝のコンディションは曲げられない。大会に応じて変わるボールに合わせ、練習でボールを変えてきたのと同じように、乾いたピッチでの練習は必要なものだった。
乾いたピッチでの練習に対する選手たちの感想は散々なものだった。
「(松本は)水撒いてこないだろうから今日もそういうシチュエーションを想定してやりましたが、超やりづらかったです。全然違いますね。普段慣れているのとこんなに変わるのかと。パスからトラップから、なにから変わってくるので。ちょっと嫌ですね。やりずらそうです」と表情を曇らせる知念慶に対し、守田英正も厳しい言葉を口にする。
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