「川崎フットボールアディクト」

【プレビュー】ルヴァン杯準々決勝第2戦 川崎vs鹿島 勝てばOKは鹿島も同じ。速攻と遅攻を織り交ぜて、鹿島攻略を狙う

■表裏一体の「勝てばOK」
アウェイでのファーストレグの試合後、谷口彰悟が口にした「最低限かなと」との言葉を改めて噛み締めている。1−1というスコアに対する複雑な感情がにじみ出ていて趣があるのだ。

アウェイで引き分け、アウェイゴールを1点手にした状態は悪いものではない。そうした前向きな意味を込めつつも、谷口自身が実際に戦ってみた試合を振り返り、内容が悪くなかっただけに勝ちたかった、との悔しさがじわじわとにじみ出ているように思えるのだ。

鹿島を相手にフロンターレはアウェイゴールを1点手にした。それは紛れもない事実だが、と同時に勝てなかったのも事実なのだ。

レギュレーションでは準決勝進出チームは、ホーム・アンド・アウェイの2戦の勝ち数で決まる。つまり、フロンターレがそうであるように、鹿島もこの第2戦で勝利しさえすれば勝ち上がれることになる。

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