【レポート】J1 第23節 広島vs川崎 息詰まる展開を切り開き、敵地で逆転勝利。勝ち点差を6に縮める
■中村憲剛のポジション
複数の選手が決定的な場面に顔を出していた前節の鳥栖戦後、その要因について中村憲剛が説明してくれていたのはプレビューに書いたとおり。曰く「(複数の選手が決定機に絡んでいた理由の)一つはオレが落ちなかったというのはあると思います。落ちなくても後ろの中盤2枚と、CB2人の4枚で回せるから」というもの。憲剛が必要以上にポジションを下げなかったことで、攻撃に厚みが出ていたのではないかという分析だ。
そうした背景があったこともあり、この広島戦については、憲剛は前方に残る時間が増えるのだろうと推測していた。ところがいざ試合が始まると、そういうわけにも行かない様子が見て取れた。そもそも論として、鬼木達監督は憲剛に小林悠の近くに居るよう指示しており、小林のフォローに入ることを求めていたという。ところがそれは「相手の思う壺」だったのだと憲剛は振り返る。
(残り 3055文字/全文: 3436文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ