【速報レポート】J1 第23節 広島vs川崎 敵地で逆転勝ち。勝ち点差を縮める
■全般的にペースを握る前半。悪くはない
立ち上がりにミスが連続して肝を冷やすが事なきを得て試合を進行。広島の右サイドにできた穴を的確に突き始めるが、ゴール前の壁は分厚い。
そこで無理に攻め急がず、しっかりとボールを回しながらチャンスを伺い続けた。
ゴール前が分厚いならミドルシュートを打てばいい、というわけで車屋紳太郎が強烈な一撃を見舞う場面も。車屋は前半終了間際のCKでも頭で惜しいシュートを放っており、ゴールに近づいている印象がある。
広島の守備の堅さに手こずる展開ではあるが、ゴールには近づいている実感もある、そんな前半だった。
■小林悠2発で逆転
後半開始直後から阿部浩之、家長昭博のポジションを入れ替えて試合を進める。ペース自体は握り続けたが、57分にパトリックに先制点を許す苦しい展開に。
ここからあからさまに引き気味に試合を進める広島に苦労するが、失点から6分後に小林悠が同点ゴールを決めると、77分にはまたしても小林がPKを沈め逆転に成功。
試合終盤、パワープレーに出てきた広島を相手に跳ね返し続け1点のリードを保った。
敵地での逆転勝ちで、広島との勝ち点差を縮める結果となった。
(取材・文/江藤高志)