「川崎フットボールアディクト」

井川祐輔について【コラム】

■契約満了
井川祐輔が契約満了となった。

2006年から加入していた古参選手で2003年加入の中村憲剛に次ぐ在籍年数を数える選手だった。今でこそ表には出てこなかったが、加入直後はプレーよりもファン感などで存在感を示し、ファン・サポーターとの距離を縮めていた選手だった。プロモーション活動にも積極的に関わる選手で、当時のことを知る人達から見ると、プレーよりもそちらの印象が強いかもしれない。

その井川にフロンターレへの加入直後に、移籍ということについて聞いたことがある。

井川は移籍について、見聞を広め、新たな環境に飛び込むということについて肯定的に捉える発言を残していた。2001年にG大阪でプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせた井川は、5年の間に広島、名古屋と移籍してきており、フロンターレからも遠からず移籍するのかと思わせる発言だった。

そう考えると、フロンターレでは12シーズンを過ごしたことになり、移籍を肯定的に捉えている井川の考えに反するサッカー人生を送ってきたことになる。人間誰しも考えは変わるもので、彼にとってフロンターレは過ごしやすいクラブだったということなのだろう。

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