「川崎フットボールアディクト」

【J1 2nd. 第11節 川崎vs名古屋 レポート】多彩な攻撃パターンで今季最多の6得点。名古屋を圧倒した(2032文字)

■油断を戒めた中村憲剛の言葉
3−0で折り返したハーフタイムでのこと。ロッカールームの中では、過去の経験を引き合いに出して中村憲剛がチームメイトを引き締めていた。

「ハーフタイムに、山雅戦(セカンドステージ第5節)ここから押されてダメな試合をしたので、山雅戦を思い出せ、という話をしましたし、4点目が勝負だという話」をしていたのだと憲剛。このキャプテンの言葉は、チームメイトに響いていた。

甲府戦での2アシストに引き続き、この名古屋戦では貴重な先制点を決めていた小林悠が振り返る。

「ハーフタイムにみんなで声を出し合ってましたし、これで次の一点を取られたらまた苦しくなる、ということはみんなわかってたので。みんながすごく意識高く、次の1点目。4点目を取る意識がすごく高かったので、それはチームとしていい状態だと思います」

憲剛とともに、フロンターレの中盤に君臨していた大島僚太も次のように述べている。

「ハーフタイムに憲剛さんが、山雅の時にここで押されてるからね、ということ(を言ってくれて、その)一言でより引き締まったと思いますし、チームとしても、もっと点を取りたい、というところが上手く噛み合ったのかなと思います」

前半だけで3−0になった展開に気を緩ませるのではなく、反撃に出てくるはずの名古屋に対し、気を引き締めてさらにさらに次の1点を取りに行くよう強調。その意識でチームはまとまった。

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