【天皇杯2回戦 川崎vs松江 レポート】前後半で課題が出ながらも3-0で初戦突破。戦力的収穫を今後に繋げたい
■采配ミスに救われた前半
前半24分の大島僚太のミドルシュートが、両チームにとってのファーストシュートだった。攻撃的なチームとして認識されているフロンターレにとっては屈辱的な試合展開を強いられたとも言えるが、逆に言うと、そうした難しい試合をこのシュートが救ったとも言える。大島のこのシュートが、フロンターレに先制点をもたらした。
松江シティはあわよくば、0-0で試合を終わらせるつもりで試合を進めてきた。4バックの両サイドにさらに選手を落とし、6-3-1という形でフロンターレの攻撃を受け止めていた。数を掛ければ守れるという考えは、数字が一面的に示す結果としては正しい。守られたフロンターレのシュート数は上述の大島のシュートを含めわずかに3本。ちなみに残り2本は、37分のエウシーニョのゴールの際に放たれた小林悠のボレーと、そのこぼれを押し込んだエウシーニョのシュート。つまり、シュート数自体は少なかったが、実に効率のいい試合運びでフロンターレはゴールを陥れたことになる。
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