シュート数23対9と上回り、岐阜県予選突破。静岡県代表との天皇杯1回戦に進出決定【2024 天皇杯岐阜県予選決勝 Match Report/無料公開】
FC岐阜は5月11日、長良川球技メドウで第29回岐阜県サッカー選手権大会(兼 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会岐阜県代表決定戦)に臨み、
FC.Bomboneraと対戦。5-0の勝利を収めた。この結果、岐阜県サッカー選手権大会優勝のタイトルを獲得するとともに天皇杯本大会の出場が決定。5月25日におこなわれる1回戦に臨み、静岡県代表のアスルクラロ沼津と対戦することが決まった。
◆イ ヨンジェと北龍磨が2得点
前半5分、横山智也の右足シュートからのこぼれ球を羽田一平が押し込むというアカデミー卒コンビの一撃で先制すると、前半に放ったシュート数は14本。33分にはやはりこぼれ球をイ ヨンジェが決め、岐阜は点差を2点に拡げた。後半15分に横山のパスからターンして前を向いたイ ヨンジェがまたも右足で決めて3-0とすると勝負はほとんど決まった。後半38分には羽田のパスを北龍磨が決めて4点目。北はアディショナルタイムにもPKを決め、結局北が2得点、イ ヨンジェが2得点、羽田が1ゴール1アシスト、横山が1アシストと、ここまで出場機会が乏しかった選手たちが奮起。やや苦しい試合展開となったが、前後半合わせて23本のシュートを放つ勝利で試合を終えた。
この日の2得点が移籍加入後初ゴールとなったイ ヨンジェは「リーグ戦と同じような気持ちで準備をしました。このメンバーで試合をするのは初めてだから、コンビネーションはまだ苦しかった。相手も頑張っていて難しい試合になりましたが、勝つことが大事なので、ゴールを決められて嬉しかったです」と、異なるカテゴリーで情報が少ない相手の難しいシチュエーションに苦戦しながらも、自身が初ゴールを決めての勝利を喜んだ。
「攻撃の選手はゴールを決めることが一番大事。次はリーグ戦でゴールを決めたいです。いまチームは6試合勝っていないから、早くチームが勝つことが大事」
上野優作監督はこのイ ヨンジェの2得点と生地慶充が慣れない左サイドバックで起点となるプレーを見せたことなどを収穫に挙げたが、一方で個人戦術の不足をはじめ、勝った中にも見えてきた課題にも言及した。
「最後の最後まで点を獲る姿勢を見せてくれて、終了間際にも点を獲って勝てたことはよかったと思います。ただ全体の流れとしては、もう少し点を重ねることが出来たと思いますし、カウンターを受けなくてもいいようなシーンがありました。修正点はたくさんあります」
そのように課題も出たとはいえ、ゲームキャプテンを務めた遠藤元一をはじめ、出場機会に飢えている選手たちが発奮、上野監督が求めた本質の闘う姿勢を表現しようとしたことは事実。これを機に競争を活性化させ、次節奈良クラブ戦に勝利の手応えをつなげていきたい。
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