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下呂市で親子サッカーに竹田忠嗣、川西翔太、岡本享也が参加!プロのすごみを肌で感じる機会に【レポート/無料公開】

 

下呂市ホームタウン応援大使の竹田忠嗣がサッカー少年団の活動に参加した(以下、すべて撮影後藤)。


下呂市のフラッグを掲出。


 12月19日、FC岐阜下呂市ホームタウン応援大使の竹田忠嗣は下呂市を訪れ、地域の子どもたちとサッカーで交流した。下呂市のサッカー少年団「萩原ジュニアサッカークラブ」のサッカー教室「親子サッカー」に加わり、主にゲーム形式でプレーしたもの。当日は降雪のためグラウンドではなく下呂市萩原小学校体育館での開催となった。また、当初は竹田のみが参加の予定だったが個人的に声をかけ、川西翔太、岡本享也ともに飛騨萩原まで赴いた。
 

選手会長の岡本享也も参加。ゴールを守る。


 3人とも子どもたちに目線を合わせながら自然な距離でサポートしつつ試合を進めていたが、時間が経つにつれ徐々に熱くなってきて実戦に近い技術やパワーが出る場面も。竹田自ら現地クラブスタッフの方や保護者の方の参加も促し、全員で楽しくサッカーに興じ、サイン会を実施。低学年の部と高学年の部を合わせ3時間を超えるサッカー交流は熱量高く充実のひとときとなった。
 サッカーに限らずプロ選手や日本ランカーが参加するスポーツの一日教室はトッププレーヤーのすごみを子どもたちが肌で感じられるまたとない機会。公式戦や育成も重要だが、普及、交流に努めることもプロとしての仕事のひとつだ。コロナ禍のためこの二年間はなかなかこうした事業を実現出来なかったが、今回は今シーズンをもってFC岐阜から離れる竹田がクラブと協働して感染対策を講じたうえで開催にこぎつけた。シーズンを締めくくるにふさわしい光景だった。
 

当日の下呂市は雪。終了時にはほとんどやんでいた。


ペナルティのスパイクを使用する3人が集まった。ちなみに舩津徹也もペナルティを使用。


 
◆応援していただいているすべての市町村に還元したい
 

さりげなく技を織り込む川西翔太。


「サッカーってやっぱり誰がやっても楽しいと思うし、コーチの方もやってくれてぼくたちも楽しかった。楽しさを全員で分かち合えたと思います」と、目を細めるのは背番号10の川西翔太だ。
「この二年、こういう活動が出来なくて。久しぶりに子どもたちと触れあえて楽しかった」と語ると、笑顔で傍らの岡本享也に「雪もけっこう新鮮やな?」と話しかけた。雪が降り気温が零下前後に下がったことなど、意に介さなかった。「息苦しさもあるから、マスクをしてスポーツをしないといけないという部分がなくなればいいなと思う」と、コロナ禍ゆえの不自由さに耐える子どもたちを慮った。
 選手会長の岡本も「なかなか全員が(ホームタウン活動に)行ける状況ではないんですけど、でもこういう機会にぼくたち選手も応援されているんだな、支えてもらっているんだなと再認識出来る。今後もっと岐阜を知ってもらうためにも、こういう機会が増えたらいいなと思いました」と、言葉を揃えた。
 

サッカーをし終わったあとのサイン会も盛況。


 ただ、実際にボールを介して触れ合える機会をつくるには、コロナの脅威が大きすぎた。感染拡大が落ち着いてきたこの時期、マスクをつけたうえでようやく実施に踏み切れたのは、竹田忠嗣の強い意欲があってこそだろう。
「下呂市のホームタウン応援大使になって、二年間コロナで特に活動も出来ず、行っても写真は上げられず。自分なりに何が出来るんだろうと考えました。思い出したのは、自分がちっちゃいときにやってもらって嬉しかったことです。ぼくは埼玉の小学校にいたんですけど、浦和レッズの選手が来てサッカーをやったことをいまでも憶えています。肌感覚で、この人たちみたいになりたい、と思った日を憶えている。
 自分が出来ることは、FC岐阜のいち選手として子どもたちとサッカーをすること。今日は少年団ですけど、学校の授業でもいい。そういったことが大事だと思い、こういう状況なのでクラブにも無理を言って実現に至りました」
 

3人で力を合わせる。


 プロとして、クラブの一員として、下呂市ホームタウン応援大使としての使命感が己を行動に駆り立てていた。
「ぼくは、ここの前には神戸町・大野町の応援大使をやっていましたが、それぞれの場所に行って発信して岐阜のことを全国の人たちに知ってもらうということも大事です。自分たちはいろいろなチームを渡ってきているので、そこに所属していたときのサポーターの方たちが岐阜のことを少し知れるという面もありますし。すべての市町村に応援していただいているからこそ、還元していくことが大事だと」
 広大な岐阜県の全42市町村がFC岐阜を応援している。同じ県内とはいえ遠方からも、ファンは岐阜市の岐阜メモリアルセンター長良川競技場に駆けつける。
「今日も『FC岐阜の試合を観に来たことがある人?』って訊いたら8割9割くらい手を挙げていましたね。そんなに近くない2時間はかかる場所からメモリアルに来てぼくたちを応援してくれている、そういう人たちがいるということを実感出来てよかったです。ぼくは今年FC岐阜を離れますけど、何かのかたちでまた下呂市とつながれたらなという想いは持っています」
 

子どもたちは下呂市から岐阜メモリアルセンター長良川競技場にやって来ている。


「最初の二年間は残留争い、残留争い。その後昇格争いで上がれずというのを二年経験して、ぼくたちも本当に苦しい日々、結果が出せなくてもどかしい日々がありましたけど、それさえもよかった思い出、いい経験にしたい」と、前を向いた竹田。今季限りで退団する岐阜に、あらためて想いをこめた。
「ベテランとしてこのチームに呼んでもらって、このチームに来てよかった、このチームを選んでよかったなと。四年前の自分は岐阜を選んだ決断をしましたけど、その決断に悔いのないシーズンを四回送れたなと思っています。ここで出会えた人も多く、今日のイベントもFC岐阜に来れたからこそやれました。
 岐阜のこともまったく知らなかったのに、いまでは詳しくなりました。ラジオ等を通してけっこう無理な提案もしていたんですけど、そういう一つひとつをクラブも選手の想いを汲んでやってくれていた。今後は岡本選手を中心にどんどんどんどんやっていってもらえたら嬉しいと思いますね」
 
 岡本はピッチ内外でチームメイトを支える声のかけ方などの振る舞いを竹田から学んだという。契約更新にあたっては、竹田イズムを継承して来季に臨む想いもあった。
「次が5年目。在籍すればするほど、岐阜のために本当に何かをしないといけないという想いが強くなってきました。岐阜をJ2に戻すという雰囲気をピッチ内でもピッチ外でも作らなきゃいけないと思っています」
 2021シーズン最後の活動は、2022シーズンに向けたスタートともなったようだ。
 

竹田と変わらず子どもに寄り添う姿勢を持つ岡本。


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