山梨フットボール

無料記事 フォトレポート「河田晃兵、8月13日の”全治未定”の負傷から、『もうやれそうな気がするんだよなぁ(河田晃兵)』まで回復」【練習場から】

ACL浙江戦の翌日、26日にチームは帰国し、27日は久しぶりに全選手、スタッフが揃っての練習。で、この日驚いたのは先週辺りからピッチでのリハビリが増えていた河田晃兵がボールを左右の足で軽く蹴っていること。8月13日のJ2第30節アウエーいわき戦で負傷し、クラブの公式発表では「右膝内側側副靭帯損傷、右膝前十字靭帯不全損傷」という受傷で、”回復状況で完治までの期間が変動するため、全治は未定”ということだった。受傷直後は屋内でのリハビリだったが、先々週あたりからピッチ上でリハビリをすることが増え始め、先週は「2ヶ月ぶりにスパイクを履いたけど、試合用はきついから緩い方を履く」なんて言っていた。でも、この写真を見ると試合用のスパイクに見える(当社比)。数週間前にMRIで受傷箇所の映像を見てチェックしたそうだが、今のところ問題はないようで河田が避けたかった手術は行わずにで回復に向けて進んでいる。本人の努力とメディカルチームの総合力でもある。

27日の練習ではもう少しコンディションを上げたいーーACL浙江戦で途中出場してケガから復帰を果たしたーー荒木翔(右)が河田のリハビリメニューを一緒にこなす場面もあった。

そして、河田晃兵(右)は内藤大和(左)に、”(浙江戦のヘディングの場面について)ヘディングすると見せかけて…”

足で、”バーンとシュートじゃないか?”的なジェスチャーをする河田晃兵(右)。内藤大和(左)にとって浙江戦の82分は悔しい決定機になったが、こうやってチームメイトが一緒に受け止めて、消化してくれると心が少し楽になるのではないかと思った。ケガをする前の河田が内藤と1対1で話をしている場面を見たことがなかったので、新鮮にも見えた。

河田晃兵はマックスでボールを蹴っている訳ではないので、合流までまだまだ時間は必要だと思われるが、先週あたりは「もうやれそうな気がするんだよなぁ(笑)」と言うくらいなので、11月29日のACLのホーム(国立競技場)、メルボルン・シティ戦あたりは、スタメン競争に入っているかもしれない。この写真は西川周作(浦和)感が出ている顔に見える。2人の関係性は知らないが、同じ大分県出身の西川は37歳でここまで30試合に出場。36歳の河田もリハビリ期間をプラスに変えて新生・河田晃兵として復帰するのを楽しみにしたい。

(松尾ジュン)

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ