無料記事 2023年ヴァンフォーレ甲府 新体制発表記者会見「篠田善之新監督は”基本4バック、4-2-3-1”を基準に考えていると明言」【主夫の部屋】
「当面はGK3人、フィールド30名の計33名でスタート。途中補強はストライカーとGKを予定」
VF甲府は1月7日(土曜日)に2023シーズンの新体制発表記者会見(@山梨県立図書館イベントスペース)を行った。佐久間悟社長、西川陽介強化部長、篠田善之監督、横山雄二コーチ、ピーター・ウタカ(静岡キャンプ序盤に合流予定)を除く新加入選手13人(昨季途中加入の内藤大和を含む)が会見に臨んだ。佐久間社長からは今季のスローガンが「疾風怒濤」であることが発表され、編成については当面GKは3人、フィールド30名の計33名でスタートし、「今後、ストライカーとGKの補強を考えている」という話があった。篠田監督は「山梨県全体を盛り上げられるようにしたい。全てをVF甲府に捧げてやっていきたい。(昨年までのVF甲府について)毎年清水とトレーニングマッチを行っているが、アグレッシブな姿勢をもう少し見せられればいいのではないか」と話した。”アグレッシブ”という点については篠田監督が特に強調したい部分でもあるし、佐久間社長は「分かりやすくて、シンプルなサッカーで勝ち点を積み上げることを期待している」と話した。ここ4シーズン積み上げてきたサッカーの流れがどうなるのかは気になるところだが、現場は現場で少し違うかもしれない。何事も始まってみないと良いも悪いもない、まずは新チームとファン・サポーター、スポンサー、マスコミとのハネムーンが始まった。会見で篠田監督は「基本4バック、4-2-3-1を基準に考えている。3バックや4-1-4-1、4-3-3など試合で変わる。相手や選手を見極めて最終的に決めたい」と話したが、最初の会見で新監督がスタートポジションについて明言しただけに、4バック、ダブルボランチ、2枚のワイド、トップ下1枚、ワントップで競争がスタートすることになる。選手も自分がどう起用されるのかいろいろ考え始めたはずだ。
ワントップは前・後半で2枚なので2枠になるが、CB、サイドバック、ワイド、トップ下はなかなか混み合っているので、椅子に座るのが誰なのかは興味津々。始発駅から乗って座れそうなのは河田晃兵とエドゥアルド・マンシャと佐藤和弘だけな感じもする(当社予想)。今季こそザ・エースになってほしい10番・長谷川元希や鳥海芳樹も武富孝介とーー同時起用もあるだろうがーー競争して勝たないといけない序盤のスタメン競争。静岡キャンプでトレーニングマッチが2試合、宮崎キャンプでトレーニングマッチが4試合予定されており、そのなかで序盤戦の形、14~15人のスタメン候補が見えてくることになる。キャンプでは誰がどうアピールするのか、篠田監督がどんな練習で、どんな言葉を使ってチームを創っていくのかを興味津々で見ていきたい。
(松尾ジュン)