山梨フットボール

「ゴールキーパーで勝った試合。複数得点達成はならずも、3連勝達成」【2021明治安田生命J2リーグ第22節 甲府1-0愛媛 レビュー】


2021年7月11日 甲府1-0愛媛(18:03K.O/JITリサイクルインク スタジアム/入場者数 4,151人(新型コロナウィルス感染予防対策のため、制限付き。入場者上限5000人以下、または、収容率50%以下での試合開催)/天候 曇のち晴 弱風/気温 30.8℃/湿度 46%/全面芝)

得点者 38’メンデス(甲府)
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媛に勝ってホーム・JITリサイクルインク スタジアムのリーグ戦は7勝3分1敗。ホームで強いということは素晴らしい。複数得点は取れなかったけれど、1-0で勝つというのも素晴らしい。この先、この勝ち方を上位相手にやれれば痺れる。ただ、”新型コロナの災難がなければ何人くらいの入場者数になっていたんだろうか”と考えると、残念で勿体ない気持ちにもなる。群馬戦(6-2◯)、岡山戦(3-1○)の終盤の失点が気になっていたけれど、これもサポーターが声を出して背中を押せていたら――録音の音声は流れるが生の迫力・気迫とは違う――防ぐことができた失点もあっただろうし、ホームなら違う流れを作れたかもしれない。そういう一体感で多くの勝利を重ねて、自信をつけて戦えるシーズンに――これだけホームで強ければ――できるはずなのにと思ってしまう。でも、練習後にフロントスタッフが持ってくるグッズなどに選手がサインをしたり、映像用のコンテンツのために話をしたりする姿を見ると、ファン・サポーター、スポンサー様の姿をその先に感じていると思う。

媛戦も新型コロナ関連の離脱者とケガ人でギリギリなうえに、小柳達司が前日練習のメンデスとの接触ダメージで無理だったら須貝英大のベンチ入りの可能性もあった。伊藤彰監督は、須貝が全体練習に完全合流したものの、約6か月間実戦から離れているのでいきなり使ってケガのリスクに晒す気はなかったけれど、「(復帰の段階のTMを経てないので)7-0でも使わないと思うけど、もしベンチ入りするなら雰囲気を味わうだけでも意味はある」と話していた。個人的にはホームゲームでしか見ることができない選手紹介映像の刀剣パフォーマンスを見たかったけれど、後半戦のお楽しみ。須貝は刀剣パフォーマンス映像を恥ずかしがっていたがホームゲームでメンバー入りする日が楽しみだし、厳しい昇格争いを勝ち切るには疲弊度が高いWBを荒木翔と関口正大の2枚で最後まで回すよりは、須貝や小林岩魚らの競争加入で3~4枚で回せた方がコンディションもレベルも高くなるし、ケガのリスクも軽減できる。

夏の雲が印象的だった愛媛戦。試合後半には遠くで稲光も見えた。

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