山梨フットボール

「フォトレポート・離脱組の選手が復帰して戦力化進み、チーム内競争も過熱」【無料記事 練習場から】

金園英学は7月14日のTM松本戦(45×2、1-1△)で完全復活。ゴールは決められなかったものの決定機には絡み45分間のプレー。悪いリバウンドはなく、今週もフルメニューをこなして本番のチャンスが来るのを待ち構えている。

 

FWのライバルである森晃太(左)と太田修介(右)も熱く競う。もちろん2人だけで競っているわけではなく、シャドーやワントップで先発と途中出場のチャンスを狙う。天皇杯で先制ゴールを決め、松本とのTMでも先制ゴールを決めた太田は「キレてます」と好調かつ自信を持っている。45分間プレーした松本とのTMは決定機が多く、「2点は決めたかった?」と聞くと、「4点は取れました。もう3点取るべきだった。でも、1点取ったことで積み重なったと思います」とコメント。7月末からの中3日の連戦と天皇杯で結果を出して更なるアピールを期待したい。

 

バホちゃん(ジュニオール・バホス)は能力が高い選手だけど、チームの輪に入り切れずにお別れの予感が…。

 

右WBのライバル田中佑昌(左)と橋爪勇樹(右)も好調。田中は今週から部分合流中だが、問題がなければフル合流はそう遠くないはず。湯澤聖人の復帰で競争はより激しくなったけれど、ネガティブな競争ではなく、選ばれた選手が選ばれなかった選手に対する責任を負う自覚があるポジティブな競争感がある。

 

中山陸(中央、ピンクビブス)は松本とのTMで評価を高め、練習でもアグレッシブにボールを奪う姿を見せるなどして評価を高めている。18日の紅白戦ではドゥドゥからボールを奪いショートカウンターの起点になるなど、守備でも頼りになる姿を見せつつある。

 

全体練習後、アジリティやスピード系の自主トレを行う中山陸。筋トレで身体が重くなった時期もあったが、自分に必要な身体がどういうものかハッキリと見えてきたのかもしれない。

 

中山陸にとって上の写真の武岡優斗(左)や下の写真の横谷繁(右、背中)という経験豊富な30代の選手と過ごす時間やちょっとしたアドバイスは、ベテランが多い甲府だからこその経験。彼らの経験を自分の未来と重ねて取り込めば、グッと伸びることができるはずだ。

 

加入直後はまだ高校生の続きのような感じもあったが、苦しい時期を乗り越えつつある今は顔の感じも青年Jリーガーに変わってきたし、身長も少し伸びた感じがする中山陸。

 

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