山梨フットボール

「対戦相手のGKが妙にハマっているものの、最下位栃木に敗れてあってはならない連敗」【2019明治安田生命J2リーグ第13節 栃木1-0甲府 レビュー】

2019年5月12日 栃木1-0甲府(16:03K.O/栃木県グリーンスタジアム/入場者数5,093人/天候 晴 弱風/気温 17.5℃/湿度 46%)

得点者 43’大黒将志(栃木)

△〇○○△△〇△●○△●●

「総じて悪くないものの、細部の甘さを突かれて失点し、試合を難しくして敗北」

DAZNで見返すと栃木の元韓国代表GKのユ・ヒョン(34歳)に負けた試合に思えてきた。山岸範之GKは、「DFラインの裏を広く守るというよりも、ゴールをしっかり守るところから入るタイプ。だから反応もよくなる」と話す。横谷繁がPKを与える少し前のCKではゴールライン際から結構トリッキーなシュートを打っているけど、それにもしっかり反応していたユ・ヒョン。”ソウルFCから栃木に来たGKがいい”という話は聞いていたけれど、決め切れずに負けて彼のよさを実感させられた。ここ最近、対戦相手のGKが妙にハマっているのも決め切れない要因の一つだという気さえしてくる。

ゥドゥをシャドーで先発起用したのは前半からパワーを持って先制点を狙いに行くという伊藤彰監督の意思。選手は前半から圧倒する時間を長くして内容では応えた。細かく見ればラストパスの精度を高めないといけない場面は90分を通じて何回もあったけれど、それをほぼ完璧に今の甲府に求めるなら――残念ながら――クラブの予算規模は今の2~3倍は必要。現状として、今季のJ2でトップクラスとして満足できる内容だった。ただ、チャンスは作れど決め切れない…こと三度。そして連敗という現実。

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