山梨フットボール

伊藤彰監督「2失点は改善しないといけないが、用意したプラン通りのプレーを前半最初に出せた」【無料記事 J2第2節 山口2-5甲府 コメント】

「2失点はいい教訓になったと思う」(伊藤彰監督)

まず、遠い所からファン・サポーターの皆さんが150人以上も来てくれたことが嬉しいです。勝点3を皆さんにプレゼントできて何よりよかったです。

ゲームの中で自分たちのやろうとしてきたこと、プランとして準備してきたことは前半の最初に出て、流れ的に良かったと自分の中では思っています。そのあと少し押し込まれるところがあったが、それは想定内で、自分たちのブロックの外でボールを動かさせることがある程度できた。

ただ全体を通して2失点は改善しないといけない。昇格のためにはそこの失点を少なくしないといけない。点が取れない状況でも失点を少なくして、1-0で勝てるゲームを突き詰めていかないといけない。

――先発の3トップ全員が揃い踏みでゴール決めたことと、個々の評価は?

(2ゴールのピーター)ウタカは決定力(を見せた)。ゲームをコントロールしながら戦術を理解してやってくれて流石。(2ゴールの)曽根田(穣)はアグレッシブに、攻撃的に行くということで、相手が前掛りになった時の(相手ボランチの)背中は彼の特徴を活かせるゲーム(スペース)になった。それが今日の起用にハマったところで、素晴らしかった。(1ゴールの)ドゥドゥは前節も今節も守備でハードワークをし、気持ちを表に出してやってくれた。素晴らしい活躍だと思います。

――先ほど言われた“用意してきたこと”とはどんなことですか?

山口はボールに強く、上手いチーム。リスペクトしています。三幸(秀稔)やアンカーに入る選手に起点を作らせたくない。そこは我々が用意してきたもので、そこをケアしてCB、GKへのプレッシャーを掛け、そこで先手を取りたいというところを今週作り上げてきた。それが前半の始めのところから、相手が落ち着く前に我々のプレスがハマったところで点が取れた。相手が浮足立ったところで追加点も取れた。ウタカの2得点は我々の力になったし、このゲームを占める自分たちの優位性を持ってできる一つのきっかけになった得点だと思う。

――早い時間帯に2点が取れて、押し込まれても優勢に戦ったと思うが、そこでの指示やプランは?

全体的にゲームが始まる前から(先制点を取って)先行したい、失点する(かしないか)ということよりも守備をしっかりと構築しようと話をしていた。その中で自分たちのプラン通りに点を取れたということは守備を強固にする一つのポイントになった。ただ、クロスのこぼれ球を決められた点についてはアラート感が足りなかった。コンセプトである、(相手の)シュートのところも身体を張れなかった。そこはもう1回厳しくいっていかないといけない。(J2リーグには)山口を含めて簡単に勝てるようなチームはいない。隙を与えれば失点してしまう。いい教訓になったと思う。

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