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【無料記事 J1第6節 川崎F対甲府 吉田達磨監督 試合後の会見】吉田達磨監督「最後まで力を振り絞れなったのが僕たちが川崎Fに対してまだ勝てるチームじゃないことでしかない」

【無料記事 J16節 川崎F対甲府 吉田達磨監督 試合後の会見】

僕らは2連勝していて、これは甲府にとって(J1リーグでは)珍しいというかあまりないことで、皆さんが連勝、連勝という中で選手と一戦ごとだということを合言葉のように徹底して今日の試合に臨んだ。約1000人のサポーターがスタジアムに来て応援してくれた。リズムというか焦れたときのパワーを共有して戦い続けることができた。前半もある程度、選手が「こうなるだろうなと…(予想するように)」、右サイドで少しだけボールを回されたり、1回左サイドをハイネルに突破されて危ないシーンがあったが、おおよそ川崎Fの何かを奪う、抵抗するということでは選手はそれなりのものをハーフタイムに持ち帰って来た。後半、川崎Fのシステムが変わって、だから何ということはなく、自分たちのいい守備を続けたが川崎Fは地力があるので徐々に押し込まれる展開。これは予想通りのことで交代のオリヴァーは前半から強度のあるプレーをして、初めて川崎Fのようなチームを相手に走り回って少し、阿部、オリヴァーのところに疲労が見えた。後半の川崎Fの攻撃を考えると、サイドハーフ、サイドバックがいるのでサイドが本職の阿部がいてくれた方が疲労している中でいいと考えてオリヴァーを交代した。カウンターから得点を奪うというところまでは、河本の動き出し――今週のトレーニングの中で裏への飛び出し――守備の意欲は元々高いが、フィニッシャーとしてゴールに入れる課題を克服しつつあって、それをしっかり真面目にトレーニングした。河本はBチームの選手として紅白戦に出た中で、Aチームで結果を残してくれたことは彼の努力や真剣度がようやくゴールという形になったと思う。1点取っても川崎Fが相手なので誰も勝ったとは思っていなかったが、失点はセットプレーから中村選手からいいボールが入るが、油断していたとか、何かが抜け落ちたということはなくて、ちょっと足を滑らせたということはあるが、僕らが持っているものを相手のキックやヘッドが最後に上回ったものがあるんじゃないかと。選手には自分たちに自信を持ってもらいたいし、このまま一生懸命プレーすることを続けてほしい。それが川崎Fを苦しめることになると思う。最後まで力を振り絞れなったのが僕たちが川崎Fに対してまだ勝てるチームじゃないことでしかない。CKに対する一つの寄せ、50センチ、30センチというところだと思うが、そこで力を振り絞ることをこれから身に着けて長いシーズンを戦いたい。

Q

今日のシステムからのカウンターは練習をされたと思うが、どういところにポイントを置いているのか?

A

いくつかあるが、精神的なものを含めてまずは川崎Fがいいというか、背後への鋭いものがあることを共有しておくというか、(多くの時間で)彼らが攻めているんだが勝負のパス、鋭いパスを入れてきたときに生まれやすいので、それを防いでできるだけ前向きで奪えるシーンが増えればと思った。ツートップでやったのでボールを取った瞬間、堀米とウイルソンが(前に)いるので、徹底してカウンターのトレーニングは行っていないが、奪ったらシンプルにスタートを切ることは共有されている。無駄なミスはあるが、無駄なプレーは減っている。

Q

如何に失点しないかが川崎F戦のテーマだったと思うが、お互いの昨年からの変化があって、何が川崎Fの攻撃をコントロールすることになったのか?

A

自分のポジションを留守にするときに誰かに声を掛けるとか、ごくごくシンプルなことだし、ハマったというか、選手がイメージ通りにプレーして帰ってきた前半だったと思う。ハマったという感触はあまり持っていなくて彼らの後ろに一発で入ってくる判断のスピード、ボールのスピードがあるが、堀米とウイルソンが攻撃のスタートのところを封じてくれたと思う。

 

 

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