ヴォルティススタジアム

【徳島vs秋田】ベニャートラバイン監督記者会見コメント「このような状況でも応援してくれることに感謝をしています。自分たちはファン・サポーターのために日々ハードにトレーニングをし、勝利を届けるために努力します」

■明治安田生命J2リーグ 第6節
3月25日(土)徳島 0-0 秋田(14:03KICK OFF/鳴門大塚/4,582人)
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○ベニャートラバイン監督
前半15分くらいまでは自分たちが試合の中で起こしたかった現象が起きていました。スペースを見つけて、坪井選手や杉森選手がそこを活用する場面が多く見られたと思います。しかしその後は3枚でのビルドアップで前進することが困難になったり、ファールやセットプレーで試合が途切れ、なかなかリズムをつかめない時間帯が長くありました。後半は児玉選手やエウシーニョ選手が入り、パスもスムーズに回りだし相手陣内に押し込みながら、良い状態でサイドの選手たちにボールが渡るという、自分たちのやりたかったスタイルが表現できていました。ただ、そこからのはっきりしたゴールやゴールチャンスが足りなかったと思います。

Q:前半15分くらいまでの狙い通りにいった部分を教えてください。

我々のビルドアップに対して、相手は5枚か6枚でプレスに来ることがわかっていました。ボールを動かしている段階で相手の中盤が1枚になり、その脇の部分にポジションを取った坪井選手や浜下選手や杉森選手に上手くボールを付ける場面を作れていました。ただし、そこから運んだ後にはっきりしたクロスやシュートへ持って行く場面を多くは作れなかったので、その点は課題であると思っています。

Q:前半はCBとCFの距離が遠かったように見えました。何かを狙った意図的なものだったのですか?

おっしゃる通りで、前半の15分に関してはわざとそのような状況を起こして、そこへ杉森選手や坪井選手が顔を出すという場面を作ろうとしました。相手のSHが前に対して守備をしに行くことが多かったので、相手中盤の脇が空くことを予想していました。そのような運び方ができた時間帯もありましたが、味方同士でスペースを消し合うような場面もあったりしたので、自分たちも途中からやり方を変えました。

Q:ここまで勝点3。この現状をどう受け止め、まずは明日から何を改善していきますか?

ずっと思っているし、言っていることですが、現時点の順位は気にしていません。まだ30数節残っているので、我々がいるべき順位に必ず到達できることを確信しています。
改善すべき点はというと、全てと言ってもよいほど多くの改善点が残されていると思います。ただ自分がやらなければいけない事やチームに要求する事ははっきりしているので、心配というよりは取り組むことは自分の中で整理し明確になっています。そして素晴らしい選手たちを抱えているので、彼らが最大限に力を発揮できる環境を自分は整えていきたいと思っています。

Q:今日は今季初のクリーンシートでした。守りへの評価を聞かせてください。

失点ゼロというのは良かったと思います。やはり上位へ行くために、どれだけ失点を少なくするのかは勝ちにつながる重要な部分だと思います。反面チャンスクリエイトという点ではゴールを奪えず課題として残りました。失点を無くしてゴールを奪うバランスが取れれば勝点ももっと積み上げていけると思っています。

先ほどサポーターにも伝えましたが、このような状況でも応援してくれることに感謝をしています。自分たちはファン・サポーターのために日々ハードにトレーニングをし、勝利を届けるために努力します。難しい状況ではありますが、皆さんの応援を本当にありがたく思っています。

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