茶島雄介選手/欠かさない準備
いつのトレーニングだったか調べてみたら、5月10日だった。
ボランチの選手がパスを出し、サイドを走らせてクロスを入れる。シンプルなトレーニングではあったが、そこで青山がボールを握ると、まさにキラーパスが飛び出す。
届くか、届かないか。届けば、ビッグチャンスになる。まさにギリギリのタイミングであり、ギリギリのクオリティ。常に実戦をイメージしているのは、さすが青山だ。
そこに飛び出したのは、茶島雄介。12人を抱える広島ユース出身者の中で最年長。31歳のMFが、必死で走る。走る。そして、走る。ギリギリで追いついた時もあれば、追いつけなかった時もある。だが、その必死な姿が見学していたサポーターの感動を呼び、拍手を巻き起こした。
練習後、青山は言う。
「ちょっとボール変わったばっかりで、自分の中でフィットしきれない部分もあった。それでも、やっぱり1発(いいパスを)出したいなと思ったし、いくら練習でミスしたっていい。前向きなミスをどんどんやっていきたいなと思います。それで修正できればいいと思うからね。ただ、チャジには申し訳ない。ちゃんと謝りました(笑)」
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