【広島 1-2 浦和】森島司/ゆるゆるしてしまった
森島司は「漢」という感じが、よく似合う。「かん」ではなく「おとこ」だ。「おとこ」を漢の字で読ませる時には、そこに単なる性別ではなく、「力強い」とか「頼もしい」「大人」という意味も入ってくる。
「#もりしかわいい選手権」というハッシュタグが定着しているように、彼の外見はキュートだ。だが、例えば昨年のアウェイ福岡戦では、当時は福岡の選手だった志知孝明との接触で一歩も引かず、意地を張り通した一件でもわかるように、森島司は闘える男である。
プレスといえば、満田誠の「火の玉プレス」が目立っているが、森島のプレッシャーもなかなか激しい。相手からのボール奪取だけでなく、2度も3度も追う。プレスバックも辞さず、チームのために常に走り続け、闘い続ける。必要であればポジションを下げてボールをさばき、最終ラインに下がってまで守備にも参加し、試合終了間際でも60mドリブルをやってしまう。それが広島の10番だ。
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