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ルヴァンカップの状況を整理してみた(無料)

ルヴァンカップのレギュレーションを、改めて確認しておこう。

グループステージの勝ち抜き要件は、各グループ1位と各グループ2位のうち成績上位3チーム。昨年までだったら、2位に入ればよかったのだが、今季からは他グループの状況を見ないといけない。個人的にはレギュレーションが少し複雑化してしまったなとは思う。

さて、広島の現在地はどうなのか。

チーム 勝点 得点 失点 得失点差
名古屋 9 3 0 0 7 3 +4
広島 6 2 0 1 9 3 +6
神戸 3 1 0 2 1 7 -6
橫浜FC 0 0 0 3 3 7 -4

現在、リーグ戦のトップ3が同じグループにいるという厳しいグループだが、広島は前節のアウェイ戦で神戸に大勝したことで2位に浮上している。

今日、広島が勝利すれば勝点9。もう1つのカードである橫浜FC対名古屋戦で、名古屋が引き分け以上の結果を残せば、残り2試合を残した段階で名古屋と広島の「2位以上」が決まる。橫浜FCは最大勝点が7〜6となり、広島にも名古屋にも届かない。神戸が残り2試合で連勝し、広島が連敗すれば勝点9に届くが、勝点で並んだ場合は当該チーム同士の戦績で順位が決定することになり、広島は神戸との対戦成績で上回ることになるので、2位以上が決まる。

一方、他グループの状況であるが、現在の2位チームの状況は以下のとおり。

グループ チーム 勝点 得点 失点 得失点差
Aグループ 札幌 4 4 4 0
Bグループ 清水 4 4 6 -2
Cグループ 広島 6 9 3 +6
Dグループ 鹿島 4 2 2 0
Eグループ C大阪 4 2 5 -3

Aグループは札幌と鳥栖が勝点4で並び、当該チーム同士の戦績も同じだが、得失点差で札幌が2位。Dグループは鹿島と福岡が並んでいるが、当該チーム同士の戦績で鹿島を2位としている。

この戦績を見ると、広島が一歩、2位グループの中でも抜きんでていることがわかる。まだ今日の段階では2位グループの3位以内に入ることは確定しないが、勝って勝点9まで伸ばせば、2位グループ首位の座は渡さない。今日の結果次第では、次の第5節でグループ突破の可能性も出てくる。

もちろん、名古屋との直接対決が残っている(6月18日、最終節)わけで、首位通過のチャンスも十分にある。ただ、いずれにしても今日の試合での勝敗が非常に重要になってくることは間違いない。

「レギュレーションについては、今はまだ関係ないです」と野津田岳人は言う。

「まだ積み上げの部分だと思いますし、残り1試合っていうわけではないので。ホームでの試合だし、絶対に勝ちたいっていう思いだけです。とにかく、目の前の試合に勝つ。そうやって僕らは去年も積み上げて、優勝までたどり着いたと思うから」

背番号7の言うとおり、まずは今日の神戸戦に集中するべきだろう。今日の天候は曇の予定で、気温も18度くらいだと予想されている。ルヴァンカップのホーム最終節、ぜひスタジアムで選手の後押しをお願いしたいと思います。

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