【紫熊の戦士】住吉ジェラニレショーン/壁に向かって
壁に対して、どう向き合うか。それは誰しも迷い、そして考えることだ。
例えば、サッカー選手は試合に出て初めて「仕事している」という充実感を味わえる。だが、試合に出られるのは、11+5人まで。ベンチ入りも18人までと決まっている。プロ野球と違い、「代打の切り札」も「代走要員」も「クローザー」もいない。5人交代制となり、分業システムのようなものがサッカーにもできるのかもしれないが、ほとんどのり選手は先発を望み、そしてできればフル出場したいと思っている。
住吉ジェラニレショーンも当然、そう考えている一人だ。国士舘大から水戸に入った一年目から中心選手としてバリバリと試合に出続けてチームにも貢献し、「できる」という確信を持って広島にやってきた。だが、現実は厳しい。ベンチ入りすら1試合のみ(8月21日対川崎F戦)で、自身の力をスタジアムで表現するには至っていない。今、彼はプロ入り以来最大の壁にぶつかっている。
(残り 2271文字/全文: 2672文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
タグマ!アカウントでログイン
- « 次の記事
- 清水対広島戦プレビュー/思い出す4年前の熱い戦い
- 前の記事 »
- 【編集者の日常】追悼・古葉竹識氏死去に寄せて。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ