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青山敏弘物語〜逆境〜 第12章/背番号6とトルコ・アンタルヤ

6番継承が決まった直後の青山敏弘。SIGMACLUB2007年3月号より。

 

広島にはいつくか、特別な番号がある。

GK王国の象徴であり、前川和也・下田崇・西川周作・林卓人と日本代表が引き継いできた1番。

森保一と森崎浩司という広島のアイドルが輝きを保った7番。

風間八宏と森崎和幸が身につけ、チームの指揮官として大きな存在感を放つ8番。

高木琢也・久保竜彦の両エースが背負い、後には柏木陽介と髙萩洋次郎という広島ユースの「傑作」が輝きを増幅させた10番。

もちろん佐藤寿人の代名詞であり、藤本主税やチェルニーといった先達も忘れられない11番。

そして、イワン・ハシェックやセザール・サンパイオ、闘莉王といった偉大な選手たちの貢献が忘れられない6番は、青山敏弘が引き継いだ。この番号もまた、特別である。

(残り 4129文字/全文: 4545文字)

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