【コラム】大多和亮介副社長ロングインタビュー③ベルマーレの強みと課題
湘南ベルマーレと大和シルフィードが提携して1年が経過しました。そこで、シルフィードの代表取締役社長を務め、ベルマーレの副社長を兼務する大多和亮介さんにロングインタビュー。かつて横浜F・マリノスのフロントスタッフとして辣腕を振るい、その後女子サッカーに身を投じたこれまでのキャリアを辿りながら、現在の取り組みや自身の想い、そして両クラブの未来について、じっくりとお聞きしました。第3回は「ベルマーレの強みと課題」。(全5回)
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――マリノスというビッグクラブと、シルフィードというこれからのクラブの両方を知る大多和さんから見て、ベルマーレの強みはどこにあると考えていますか?
「このクラブにはいい意味で驚くべきことがたくさんあります。シルフィードという極めて小さなクラブのプロ化を目指していると、クリアソン新宿や鎌倉インターナショナルFC、福山シティFCなど、同じように地域で気概を持って取り組んでいるクラブが目にとまるんですね。ただ、気概というコアなものがクラブの中心にあったとして、これを大きくしていこうとすると、コアのパワーが強大であるがゆえにどこかで必ず分裂を起こすものなんです。これは古今東西、枚挙にいとまがない。でもなぜかベルマーレというクラブは、湘南地域とともに歩み出した2000年から、眞壁(潔)さんをはじめ、強烈な個が集まりながらもしっかりとコアを大きくして、2010年のJ1復帰に辿り着いたのではないか。これは奇跡的にすごいことだと思いますよ」
――なぜベルマーレはそれを成せるのでしょうか。
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