ニイガタフットボールプレス

「チームは生き物。アリの一歩を重ねていきます」【レディース】~橋川和晃監督インタビューvol.1~

7月にアルビレックス新潟レディースの監督に就任すると、WEリーグカップのファイナルにチームを導いた橋川和晃監督。前所属のFC今治では、16歳までに自分たちで判断してプレーできる選手を育てるため、そして自立した選手たちによる自律したチームになるための『岡田メソッド』構築で中心的な役割を担いました。アカデミー、Jリーグで監督を務めた新指揮官は、WEリーグで何を目指すのか。リーグ開幕直前に話をうかがいました。

■決勝進出は、ベストを尽くしたご褒美

――橋川監督、ごぶさたしております。リーグ開幕直前のお忙しいときに取材を受けていただき、ありがとうございます。WEリーグカップのファイナリストとなり、大きな手応えを得てリーグ戦に向けて準備を進められていると思います。

「まずは今シーズンが始まるWEリーグカップに向けて、『本気でベスト3を目指さないか?』と選手たちに伝えたんです。そこで選手たちは純粋な気持ちで、『目指したいです』と答えてくれました。

選手たちも飢えていたんだと思います。新潟レディースの監督に就任するにあたって映像を見てすぐに分かったのが、テクニックや判断力のある選手たちが集まっていることです。

ゴールを守ることに関しては、昨シーズンを通して前監督の村松さん(村松大介強化育成ダイレクター)のもと、しっかり積み上げたものがチームには備わっていました。なかなかうまく行かない昨シーズンでしたが、最後は3勝2分け1敗。良い状態で来ていたこともあります。

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