ニイガタフットボールプレス

「巧選手は止まらない」【頼もう!感想戦feat.小林忠】~明治安田生命J1第26節・浦和レッズ戦vol.2~

臆することなく、力みすぎることなく。今回の浦和戦、自信を持って堂々と戦う姿に、とても感銘を受けました。それは、選手個々の判断を大切に、丹念にチームづくりを推し進めてきたからこそ、到達することができた境地であるはずです。

■新潟の新しい武器

――浦和戦、取材していて小林記者のボルテージが最も上がった瞬間はいつですか?

「前半、初っ端のトーマス・デン選手のミドルシュートですね(7分)。ちょうど浦和サポーターが陣取るゴール裏方向へ攻撃する形で、この試合の新潟のファーストシュートをデン選手が打つ、というのが良かった。『俺は新潟のトーマス・デンだ!』というメッセージだと僕は勝手に解釈しました」

――結局、前半の新潟のシュートは、この1本だけでしたが。

「確かに(苦笑)。ただ、見ているだけだから勝手なことが言えるのかもしれませんが、浦和にいつものような怖さがなかったというか……。

それだけ新潟の選手たちが、堂々とプレーしていたからだと思います。やられそうな気配を感じませんでしたね。

リキさん(松橋力蔵監督)は、ディフェンスラインに『下げるな』というメッセージを送り続けていました。そこは、かなり気を使っていたと思います。おそらく鹿島戦(第25節●0-2)の反省を踏まえてのことだと思います」

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