ニイガタフットボールプレス

「新潟にガツンと殴られた感じだね」【頼もう!感想戦feat.島田徹】~明治安田生命J1第24節・アビスパ福岡戦vol.2~

「アビスパは決して悪い試合をしたわけではない」というのが、福岡を拠点とする先輩ライター、島田徹さんの見解です。だからこそ、福岡にとっては新潟に敗れたことが足元を見つめ直し、より良くなるためのきっかけにもなる――。単純な“良し悪し”だけで語れない。サッカーは、やっぱり面白いですね!

■井手口選手でさえ「どうしたらいいか分からない」状態に

――後半途中から、新潟はなかなかチャンスをつくれませんでした。スタジアムの雰囲気もあって、1点取られていたら、勝負の行方はまた違っていたでしょう。終盤は福岡に押されて防戦に追われたと見ることもできるし、1点を守ろうとチームが団結した結果の勝利でもあったと思います。

「アビスパにも拙い部分があったよね。新潟は早めにカードをもらっていたじゃない」

――6分に秋山裕紀選手、38分に渡邊泰基選手、54分に新井直人選手が警告を受けました。最初に秋山選手にイエローカードが提示されたとき、『すぐにカードを出すんだなあ』と少し胸騒ぎがしましたよ。

「カードをもらっている選手は、やっぱり球際でちゅうちょするところも出てくるだろうから、そこをいやらしく突いていってもよかったんじゃないかな。ギラヴァンツ時代によく話を聞いていた藤原奏哉選手も、この試合はちょっとおとなしい印象だった」

――対面の金森健志選手をかなり警戒していたのではないでしょうか。

「最近、調子いいからね。左サイドバックの前嶋洋太選手も攻撃センスがあるし。確かに新潟としては、このサイドはしっかり守らなければならないところはあったかもしれない。

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