【頼もう!感想戦feat.成岡翔】~明治安田生命J1第16節・湘南ベルマーレ戦vol.4~「考えすぎないことも大切だ」
前回、vol.3で考えてサッカーをする重要性を説いた成岡翔さん。ですが、一転して「思い切りよく、割り切ったプレーも大切」だといいます。もちろん、それには理由がある。アタッカーのマインドを熟知する成岡さんだからこそ、解き放たれたプレーに期待します。
■小さくまとまる必要はない
――最近の試合で少し気になるのが、三戸舜介選手がちょっと元気がないように映ることです。もっと仕掛けられるはずだし、だからこそ三戸選手にはどんどん仕掛けてほしいですし。実際にスタジアムでプレーを見ていかがでしたか?
「確かに、湘南戦のパフォーマンスが強烈に印象に残ったというわけではないです。もしかすると攻撃を引っ張らないといけない、チームを勝たせないといけないという責任を感じすぎて、それがある意味でブレーキになっているのかもしれない。ですが、こればかりは本人の話を聞かなければ分からないところがありますからね。
三戸選手はプロ3年目で20歳。ちょうど、メンタル的に安定させるのが難しい時期でもあると思うんです。プロになって最初は、とにかく『試合に出るぞ!』という気持ちだけでがんばれるし、出たら『何としても点を取るぞ!』という一点にどん欲になって、思い切りよくプレーしやすい。だけどレギュラーの座をつかんで試合に出続けるようになると、安定して高いレベルのものを出し続けることが求められるようになるし、結果を出し続ける重圧も増していきます。
しかも三戸選手は、今回もU-22日本代表に選出されていますが、“年代別代表に選ばれ続けている選手”という見方をされる。そうした周りからの期待を、自分のパワーにうまく持っていってほしいです」
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